ここではお気に入りの映画を発見したり、映画をより楽しみたい方への支援となればと思い、「映画の選び方」について、個人的観点ではありますが書かせていただきます。映画選びの1つのアドバイスになれば幸いです。
【ジャンルから映画作品を選ぶ】
まずは簡単な方法から。自分がどんなジャンルの映画を観たいかとなんとなくイメージが出来ているときにはこの方法が一番最適だと思います。
たとえばTSUTAYAのコーナーではジャンル別に棚が並んでいます。アクション映画が観たければこのコーナーへ。ホラー作品はここ。といった観点ですね。
私個人的に好きなジャンルはヒューマンドラマやノンフィクションの映画がツボにハマります。作品では「ショーシャンクの空に」が今でも一番好きな映画です。
さて、ジャンルだけ決まっても作品は中々多すぎて選べないと思います。実はジャンルで分けられた中にも、大まかですが詳細に設定されているストーリーのジャンルというのがあるもので、たとえばヒューマンドラマであっても、それは歴史に関わる内容だったり、本の小説のように少しファンタジーの世界観が入っていたり、コメディ色が濃い作品だったりと、映画作品は様々です。この詳細の部分もなんとなく、その時の気分などで観たい作品をイメージしておくと決まりやすいでしょう。
今日は少し気分が優れないけど騒がしい映画とかは観たくない。とか、そんな気分のときはヒューマンドラマでも少しファンタジーの雰囲気がある映画で。こんな具合に選んでみてはいかがでしょうか。
ただ、自分がどんなジャンルを求めているのか分からない、そんなに映画を観たことがないという方は別の方法が良いかもしれません。
【俳優から映画作品を選ぶ】
これも簡単な方法の1つですね。誰でもお気に入りの俳優さんっていると思います。いつも主役で登場するスターや、主役はないけど大事なシーンでいつも良い演技をしてくれる名脇役の俳優さん。
この方法でもレンタル店では結構俳優さんコーナーがあって探しやすいものもあるでしょう。確実なのはネットで出演作品一覧などを見て決める手法でしょうか。
とにかく既にお気に入りの俳優さんが出演しているという状況から、自分にとって当たりだと思う映画作品になる可能性は高いと思います。
面白いのは、たとえば好きな俳優さんの出演作品一覧を調べたとして、「この映画にも出てたんだ。じゃあこれを観てみよう。」といった新しい発見が出来るところだと思います。新しい映画を観た中でまたお気に入りの俳優さんが出てくれば、次はこの人の作品を観てみたいと思うようになるはずです。
【監督から映画作品を選ぶ】
監督から作品をよく選ぶ方は、ある程度映画通の方が多いかもしれません。というのも、監督から選ぼうと考える程に色んな作品を観てきた方だと思うからです。
しかし、多くの作品を観なくとも楽しめます。だって既に世界に名をとどろかせている有名な監督さんたちが存在するから。
スティーブン・スピルバーグ、ジェームズ・キャメロン、黒澤明、北野武、といった超有名どころの作品で、きっとまだ観てないものだってたくさんあるはずです。
レンタルの棚にも監督別コーナーがきっとあるだろうし、ネットでも検索すればすぐ情報は手に入りますしね。作品一覧から選んでみてはいかがでしょうか。
【音楽から映画作品を選ぶ】
映画と音楽は切っても切れない繋がりがあると思います。好きなミュージシャンの曲が劇中に使われている作品、劇中のバックサウンドに魅かれてしまう作品、色々と思うところがあると思います。
たとえば、宮崎駿監督の主な作品では音楽は有名な久石譲が担当しています。彼はアニメ映画作品だけでなく、実写映画でも携わり、日本だけでなく海外でも多くの映画作品を手掛けています。
たとえば、「I am sam」という映画では全編に渡ってビートルズの音楽がカバーされ使われています。
こういった観点から映画も選べるって、よくよく考えたら非常に面白いことですよね。別に映画の主題歌が好きで作品も見たくなったという選び方もありだと思います。
【原作から映画作品を選ぶ】
映画の原作となりえるストーリーは、小説だけに限らず、漫画や絵本や事件だってあります。
好きな小説や漫画であれは、映画化すればやはり観に行きたくなると思います。
事件に関して言えば、やはりそれに関係する内容のドキュメンタリー本が出版されていることが多いと思いますが、マイケル・ムーア監督のように自分自信が取材者という立場になってアメリカの社会的問題を広く世間に訴えかける作品も存在します。
原作を知ってるが故に、映画作品の内容については、賛同できる部分と批判的になる部分が出てくるかもしれませんが、その中で、気に入る作品にも出会うことができると思います。
いくつかご紹介しましたが、こんな方法以外にも実はたくさんあって、知人からお勧めされたり、口コミで評価が良かった作品だったり、自分の好きな俳優や監督が影響を受けた作品だったり。
(ところで、自分の好きな俳優や監督が影響を受けた作品だから見たいと思うのって、好きなミュージシャンの音楽のルーツを辿るのと同じだと思いませんか?書いていてふと思いましたが、これって面白いなと感じました。蛇足ですが。)
これだけアプローチの仕方があるんだから、きっと何らかの形で映画に辿り着いてると思います。でも、もしマンネリ化していたら、今までとは別の方法で新しい発見をしてみてはいかがでしょうか。