ソラニン

同名漫画「ソラニン」(全2巻)が原作の映画。

音楽をやっていた人なら共感できる部分が多いと思います。2人の切ない、言葉にならない現代への思いと将来への思いが重なって見えるかもしれません。

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この作品を観るにあたって、原作漫画を読んでから映画を鑑賞しました。流石という言うべきか、全体を通して芽衣子役の宮崎あおいの演技が光っています。少し芽衣子が大人びている雰囲気は感じましたが、それがむしろ良かったと思います。しかし、原作漫画の色が濃すぎるイメージも払拭できません。というのも、脚本のセリフ1つ1つがほとんど漫画のセリフと変わらずに、映画の構成やシーンもほとんどそのままだからです。これは原作ファンにとってはむしろ素晴らしい作品ととらえることも出来ますが、個人的にはもっと遊んでも良いのではないかなと感じました。ただ原作を大切にしたいという気持ちが強いのは理解できますし、観ていて安心感もあります。三木孝浩さんが手がけた初監督作品だったからかもしれませんね。

この作品のもう1つの主役は「ソラニン」という曲です。原作漫画の作中に登場する歌詞をもとにして、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが作曲して作り上げた作品は、本当にこの作品にマッチした素晴らしいメロディとなりました。個人としてはこの原作漫画を知ったのが遅く、リアルタイムでの作品と触れ合ってはいませんが、それでも音楽をかじったことのある人なら思い思いのメロディで奏でたであろう「ソラニン」を良く具現化したと感じます。

作中でのお気に入りは、芽衣子がアンプセッティングをして音を鳴らすシーンで、メンバーが種田を重ねて見えてしまうところ。そして、ビリーが自転車の後ろに芽衣子を乗せて種田について語るシーン。この2つのシーンは印象に残ります。

実際のミュージシャンであるサンボマスターの近藤さんが、妙に自然な演技で個人的に好きなキャラクターに仕上がっています。

【映画のさわり】

社会人2年目で嫌気がさしていた仕事を辞めた芽衣子は音楽の夢を諦めきれずにいるフリーターの種田と同棲中。2人は大学時代の音楽サークルからの付き合い。不透明な未来に確信が持てず、互いに寄り添いながら東京の片隅で暮らしていた。種田は芽衣子の言葉で本気になってバンドとともに「ソラニン」をレコーディング、レコード会社へCDを売り込むが….。

製作:2010年
映画:ソラニン
監督:三木孝浩
脚本:高橋泉
原作:浅野いにお
出演:宮崎あおい
高良健吾
桐谷健太
近藤洋一
伊藤歩
ARATA
永山絢斗
岩田さゆり
美保純
財津和夫

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