インセプション

『ダークナイト』の気鋭の映像作家、クリストファー・ノーラン監督がオリジナル脚本で挑む、想像を超えた次世代アクション・エンターテインメント大作。人の夢の世界にまで入り込み、他人のアイデアを盗むという高度な技術を持つ企業スパイが、最後の危険なミッションに臨む姿を描く。主役を務めるのは『シャッター アイランド』のレオナルド・ディカプリオ。物語のキーマンとなる重要な役どころを『ラスト サムライ』の渡辺謙が好演する。斬新なストーリー展開と、ノーラン監督特有のスタイリッシュな映像世界に引き込まれる。 / Yahoo!映画解説

この映画は残念ながら映画館で観ることが出来ず、悔しい思いをした1本です。レンタルで観た際には、こんな面白い映画だったのか!映画館に足を運んでおけば良かったと。映像美だけでも楽しめる作品ではあるけど、やはりストーリーとエンディングの良さが際立つ作品だと思います。どんな監督の作品にも個性って出ると思うけど、クリストファー・ノーラン監督の作品はこれからもずっと追って観ていきたい。

【映画のさわり】
レオナルド・ディカプリオ扮するコブは、人の夢の中に入り込みアイディアを盗むことが出来る優れた産業スパイだった。しかし彼は同時に指名手配される身でもあった。彼は渡辺謙扮するサイトーに見込まれ、アイディアを盗むのではなく、「インセプション」という他人の頭にあるアイディアを植え付ける仕事を依頼される。彼はこの仕事によって自身の身をクリーンにする予定だったが…。

「インセプション」を観る前に、同じ監督であるクリストファー・ノーランの作品である「ダークナイト」を観ていたため、この映画がはじまってすぐに、この監督の作品の特徴というか、独特の雰囲気に期待感が高まった。音楽は要所要所で素晴らしい演出をしていて、いわゆる夢の中に”ダイブ”する際に、夢の時間の経過が遅くなり、現実世界で聴いている曲がゆっくりと流れて聴こえるなどの演出面で非常に凝っていた印象がある。

製作:2010年
映画:インセプション
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:クリストファー・ノーラン
音楽:ハンス・ジマー
出演:レオナルド・ディカプリオ(コブ)
渡辺謙(サイトー)
ジョセフ・ゴードン=レヴィット(アーサー)
マリオン・コティヤール(モル)
エレン・ペイジ(アリアドネ)
キリアン・マーフィ(ロバート・フィッシャー)
トム・ハーディ(イームス)
ディリープ・ラオ(ユスフ)
※()内は役名

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☆☆☆ 注意 ☆☆☆
※この先は映画のネタバレです。まだ鑑賞されてない方にはおすすめ出来ません。

 

コブの亡くなった奥さんであるマリオン・コティヤール扮するモルが、一連のストーリーのキーマンになっている。この話の面白いところはやはりコブがモル自身に”インセプション”してしまったことで、ある意味トラウマをかかえて、モルの幻影に悩まされる主人公として描かれているからだろう。子供たちの元へ帰りたい一心で仕事のパートナーまでも危険なインセプションに巻き込むという筋書きがとてもよく出来ていると思う。

この映画では、現実と夢とを判断するために”トーテム”と呼ばれる個人が持つアイテムがある。コブはモルが使っていた小さな”コマ”を使っている。夢なら回り続け、現実ならコマは止まる。そんな簡単な仕組み、「0」か「1」かを見分ける本当に単純な、作品の中の1つアイテムが大きな観客の目を奪い、エンディングを迎える。「これはまだ夢の中でコブは子供と再会できてないんじゃないか?」「いやこの話自体が全部夢の話だったんだ。」と観客の想像力を掻き立てて終える。本当に良い作品は終わってからも余韻が残り、もう1度観たくなる。そういう意味で、久しぶりに秀逸な作品に出会えたなと思う。

映画の細かい設定でも、特に興味深く面白い演出となっているのがモル役のマリオン・コティヤール。以前「エディット・ピアフ」で主演の同役を演じ、今回コブの夢の中の住人として登場した際には、夢から目覚めるためのキーとなる音楽で、エディット・ピアフの曲「水に流して Non, je ne regrette rien」が用いられた。「インセプション」のテーマとも言える、何階層も下で聴こえる低音で重厚なあのサウンドに仕上がっている。こんな粋な演出ってホント観てる側が楽しめて良いな。

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